ナンシー関
ナンシー関が夭逝してから(39歳は夭逝か。まあ夭逝だろう)はや6年がたったらしい。
※ナンシー関公式HPは→こちら
長く待っていた「ナンシー関大ハンコ展」が仙台パルコに来てると知ったのが10/15の夜。10/11に一緒に呑んだP氏の日記からだった。
開催期間は10/21 18:00まで。
週末は前述の伊勢旅行が決まっており、行けそうな日は月曜しかない。
というわけで、10/20(mon)に仕事を定時で切り上げて無理やりハンコ展に行って来ました。
ナンシー関と言われてもピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、消しゴム版画という分野の第一人者でコラムニスト。
消しゴム版画なのに何故そこまで似る!という似顔絵や、シニカルな普通の人シリーズ。
そのゆるぎない価値観で書かれたテレビウオッチャーとしてのコラム。
人は誰しも特別ですが、ナンシー関は特に“特別”でした。
数多の消しゴムを見、直筆原稿を見、ナンシーの仕事部屋を再現したコーナーを見て彼女の足跡に浸り、手ぬぐいと文庫とトリビュート雑誌を買って帰ってきました。
現場でもそうでしたが、久しぶりに彼女の文章を読み、雑誌のいとうせいこう氏の追悼文(でもないのでしょうが)を読んでいたら、本当に惜しい人を亡くしたと涙が浮かんできました。
生前は「すごい人がいる」という思いだけでその著書を揃えるようなことはしていなかったのですが・・・
享年39歳。
私はあの時の彼女に比べてどうだろうかと思うと自分の覚悟のなさ責任の不確かさに愕然とします・・・
('08/10/26 wrote;)
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