産婦人科のこと
友人(と言うには微妙な間柄であるが、まあ、この際友人と言い切ってしまおう(^^;)のblogでとりあげられている話題。
昨年、友人が出産をしました。
そのとき、いざ里帰り出産をしようと思ったら、予約していた総合病院の産婦人科が閉鎖されるというので、突然別の産婦人科にかかることになった ということがありました。
出産に縁がないもので、少子化だから(患者さんが少なくなるので)産婦人科医のなり手がないのかしらん。 とか呑気に考えていたのですが、産婦人科医は、訴訟リスクが高いということでなり手が少ないということもあるらしいです。
お医者さんになんかかからなくても出産は生物の歴史上繰り返されて来ているために母子ともに健康に出産されて当たり前という無意識の意識があるので、いざ、出産で医療事故が起こった場合に患者やその家族が医師を訴えることが多いのだそうです。
2004年、福島県立大野病院で帝王切開の手術中に“無理な措置”で母体を死亡させたという医療事故があり、遺族の方が民事訴訟を起こされたそうです。
その訴訟自体は和解したのですが、今度は、福島県警察がこの医師を業務上過失致死容疑等で逮捕したそうなのです。
私には専門的なことはよく分かりませんが、福島県産婦人科医会が「支える会」を発足させるということは、少なくとも専門家の間では、母体死亡もやむを得ない事故であったとの見方が大方だということだと思います。
母体を救おうと一生懸命だった医師の措置に「業務上過失致死」という容疑をかけるのはどんなものなんでしょう。
なんだか深く考えさせられました。
Comments
ありがとー。
何かすっかり医療ブログになってしまっている私のブログですが、いろいろな方に実情を知って貰えると嬉しい限りです。
願わくば、友人に認定して頂けるともっと有り難く・・・(笑)
Posted by: mariko | 2006.03.04 11:54 PM
>mariko
お礼を言われるよーなことは何もしてませんが(^^;
医療ミスがあるのも事実、患者は何もしらないことが多いのも事実、知らない以上お医者様を頼るしかないのもまた事実なわけで、、、リンク先の産婦人科医さんは、よくまあ、あそこまで真摯に対応しておられると感心しきりです。
追伸:友人に認定して頂けると有り難いのはこちらの方でございます(笑)
Posted by: ゴマ | 2006.03.05 01:13 PM