『十二国記』
《小野不由美作 講談社》
以前、入院してた時に友人が貸してくれた本の中に「図南の翼」がありました。
世界のルールがよく分からないなりに一気読みして面白かったという印象を持っていたのですが、発刊中の全巻を持っていて貸してくれるという人がいたので、借りました。
えー、本当に大変でした。読むのが止められなくて(笑)
十二の国に十二の麒麟がいてそれぞれに1人の王を選ぶ。王のいない国は荒れ、王の治世の永い国は栄える(王は神なので死なない)。王の治世が乱れれば麒麟は失道(病気)し、麒麟が死ねば王も死ぬ。
この世界に、日本から虚海を越えて人が行くことがあり、この世界から日本に胎果が虚海を越えて行くことがある。
胎果はもともとこの世界の命なので、王であったり麒麟であったりすることもある。
陽子は胎果だった。麒麟に見いだされ、本来いるべき世界へ帰っていった。訳も分からないまま。そして、放り出され、いるべき場所にたどり着くまでに艱難辛苦にあうけれども、離ればなれになった麒麟を救い、王として立つ。
一番はじめのこのお話で厚さ2cmの文庫本2冊。
でも、陽子がこれから王としてどんな国を作っていくのか、すごく興味を惹かれます。
ただし、今出てるの全部読んでも大して進んでないんですよ!
「グインサーガ」よりも気が遠くなるのは私が年をとったからでしょうか(^^;
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